椹木野衣『戦争と万博』
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椹木野衣『戦争と万博』

¥3,024 税込

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戦争はまだ続き、万博は繰り返される。......戦前に計画された紀元二六〇〇年博と1970年の大阪万博EXPO'70を結ぶ、都市計画家、建築家、そして前衛芸術家たちの、終わりなき「未来」への夢の連鎖のなかに「環境」の起源をたどるタイムトラベル的長編芸術評論。 1970年、大阪万博EXPO'70アメリカ館に展示されたアポロ11号の「月の石」と連日の新聞をにぎわす学生運動家たちの「投石」のかたわらで、美術館の床に置かれた「石の作品」が日本の美術界を塗り替えようとしていた。 ――岡本太郎、丹下健三、浅田孝、瀧口修造と実験工房、メタボリズム、粟津潔、磯崎新、ハイレッド・センター、石子順造、李禹煥、ダダカン(糸井貫二)、中ハシ克シゲ、ヤノベケンジらの作品を独自の視点でリンクしながら、昭和史の戦前・戦中・戦後を貫くもうひとつの戦争美術=「万博芸術」の時代をいま浮き彫りにする。 ■著者プロフィール 椹木野衣(さわらぎ・のい) 美術批評家。1962年秩父生まれ。 著書に『日本・現代・美術』(新潮社、1998年)、『「爆心地」の芸術』(晶文社、2002年)、『黒い太陽と赤いカニ─岡本太郎の日本』(中央公論新社、2003年)、『戦争と万博』(美術出版社、2005年)、『なんにもないところから芸術がはじまる』(新潮社、2007年)、『反アート入門』(幻冬舎、2010年)、『新版平坦な戦場でぼくらが生き延びること岡崎京子論』(イースト・プレス、2012年)、『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎、2015年)ほか多数。 2015年、『後美術論』(美術出版社)で「第25回吉田秀和賞」を受賞。現在、多摩美術大学教授。